情報委員会
環境アセスメント学会・情報委員会では、2011年度より環境アセスメント資料の
アーカイブ化をテーマに取組んでいます。2016年度よりは本学会の働きかけに呼応して、
環境省内でも制度に基づいて作成された図書の持続的な公開に向けた検討が始まっています。
こうした展開を踏まえて、民間が保有する環境アセスメント資料のアーカイブ化について
検討すべく、2017年度より島津康男氏(初代会長)資料の目録化や年次大会での
展示などを行っています。このたび、下記の公開研究会(全3回)を開催することとなりました
ので、学会内外より本テーマに関心のある方々にご参加いただきたくご案内申し上げます。
※この研究会は住友財団2017年度環境研究助成を受けて実施しています。
●第3回「民間資料のアーカイブ化に伴う法律問題」
第1回(於:京都大学内)では、京都大学経済資料センターを視察し、民間資料の保
存をめぐる現状と課題を学びました。同センター長の岡田知弘教授は「公害・環境問題
の一般性と地域性を踏まえた資料のアーカイブ化が必要」と指摘されました。第2回(
於:地球環境パートナーシッププラザ)は、各地の公害問題に関する資料館のネットワ
ークづくりを林美帆さん(あおぞら財団研究員)や星野智子さん(環境パートナーシッ
プ会議副理事長)から伺い、立場の違いを超えた「学びの場のデザイン」の重要さを学
びました。
第3回は、研究者やコンサル会社とその退職者、NGO等が保有する資料を扱う際の法
律問題について、事前に用意した質問にお答えいただく形で議論を深めます。
■日 時:2018年5月7日(月) 14:00~16:30
■会 場:東京ウィメンズプラザ(東京、地下鉄「表参道」下車、国連大学の裏手)
■講 師:早川和宏さん(東洋大学法学部教授、弁護士、日本アーカイブズ学会副会長)
■参加費:環境アセスメント学会員無料(非会員1,000円)
■主 催:環境アセスメント学会情報委員会(委員長・傘木宏夫)
■内 容:話題提供と意見交流
14:00 開会、趣旨説明
14:05~ 話題提供「民間資料のアーカイブ化に伴う法律問題」(早川和宏さん)
15:05~ 質疑応答
15:40~ 今後の進め方についての意見交換
16:00 閉会
参加申込み&問合せ先:傘木宏夫(E-Mail. zvs11241@nifty.com)
または、NPO地域づくり工房(Tel&Fax. 0261-22-7601)
詳細はこちら
●第2回(終了)
■日 時:4月4日(水)午後2時~4時半
■会 場:地球環境パートナーシップオフィス(東京)
■テーマ:公害資料館ネットワークの取組みについて
■講 師:林 美帆さん(公益財団法人公害地域再生センター研究員)
星野智子さん(一般社団法人環境パートナーシップ会議副代表理事)
議事録はこちら
●第1回「地域開発に関する資料のアーカイブ化」(終了)
■日 時:2018年3月6日(火) 14:30~17:00
■会 場:
京都大学法経済学部東館 1階102演習室(京大吉田キャンパス本部構内)
■参加費:
環境アセスメント学会員無料(非会員1,000円)
■主 催:
環境アセスメント学会情報委員会(委員長・傘木宏夫)
■共 催:
京都大学経済学研究科・経済資料センター
■内 容:
施設見学、話題提供と意見交流
14:30 会場(102演習室)集合
14:30~ 施設見学:京都大学経済資料センター
15:00~ 話題提供①「京都大学経済資料センターおよびアーカイブズ活動の紹介と
社会科学系アーカイブズの全国的動向」
水島和哉さん(京都大学経済資料センター研究員)
15:30~ 話題提供②「地域開発と公害・環境問題に関するアーカイブズ活動の意義
~自治体史編纂の経験から~」
岡田知弘さん(京都大学大学院経済学研究科教授、同センター長)
16:00~ 質疑応答
17:00 閉会
■参加申込み&問合せ先
傘木宏夫(E-Mail. zvs11241@nifty.com)
または、NPO地域づくり工房(Tel&Fax. 0261-22-7601)