日刊工業新聞社 日刊工業産業研究所
2021.5.18
「オゾン層保護・地球温暖化防止大賞」は、オゾン層保護と地球温暖化対策の促進を目的として日刊工業新聞社が毎年実施している表彰制度です。募集対象は①オゾン層の破壊防止②地球温暖化の抑制―に関する技術・製品・活動・研究等です。ただし本賞の特徴として温暖化対策に関しては、二酸化炭素の排出削減のみを対象としたものは除外しています。
これは本賞が「オゾン層保護大賞」として1998年に創設され、地球温暖化問題の変遷を踏まえて2003年に現在の賞名に衣替えしたという経緯に由来します。つまりオゾン層を破壊するフロンの削減からスタートし、その後、代替フロン等による温室効果の問題がクローズアップされるなかで、温暖化対策にも目を向け、フロン代替物やノンフロン製品等へ募集対象の範囲を広げることになりました。
ハイドロフルオロカーボン(HFC)を規制対象とする「キガリ改正」が2016年10月のモントリオール議定書第28回締約国会合で採択され、19年1月から発効になりました。先進国はHFCの消費量を段階的に減らし、36年までに85%削減することが求められます。この目標達成のカギになるのが日本の高度な技術力です。日刊工業新聞社は持続的な経済成長のためにも、オゾン層保護と温暖化対策の推進に貢献して参る所存です。本賞の趣旨をご理解の上、ご応募をいただきますよう、宜しくお願い申し上げます。
本賞への申し込み等に関する詳細は 日刊工業産業研究所のHPへ
応募要項
オゾン層破壊物質または温室効果ガスのうち代替フロン等4ガス(HFC、PFC、SF6、NF3)の排出削減などを対象として
※オゾン層破壊物質には、CFCs、HCFCs、ハロン、臭化メチル、四塩化炭素等を含む。
本賞への申し込み等に関する詳細は 日刊工業産業研究所のHPへ