生物多様性保全に関する政策研究会シンポジウム「生物多様性の損失を止める方法はあるのか?―COP10を契機に考える新たな政策の可能性―」開催のお知らせ
生物多様性は、私たちの衣食住すべての生活に不可欠な基盤です。しかし、現在、世界的に生物多様性の損失が急速に進んでおり、
人類のみならず地球上の生物の将来に深刻な影響をもたらすことが心配されています。
このような生物多様性の危機の最大の原因は、人間による自然生態系(野生生物の生息地)の改変です。このため、
開発事業が自然生態系に与える影響は、まずは、「回避」、「最小化」を行い、その後に残るマイナスの影響については
「代償」を行うことによって相殺(オフセット)し、生態系の機能が開発の前後で実質的に減らないこと(ノーネットロス)が世界的に注目されています。
本シンポジウムでは、このようなノーネットロス政策が生物多様性の損失を止めるために有効なのか、
また、日本でも導入できるのか、について、米国や日本の事例などをもとに、皆様と一緒に考えてみたいと思います。
なお、本シンポジウムは、国際環境NGO FoE Japanと地球環境パートナーシッププラザ(GEIC)が2009年6月に共同で設置した
「生物多様性保全に関する政策研究会」が作成した政策提言案を基に議論するものです。シンポジウムで出された意見は
「生物多様性保全に関する政策提言」としてまとめ、国内外に発信する予定です。
【日時】 2010年3月19日(金) 13:00~16:00
【場所】 東京大学(駒場キャンパス)13号館1331教室 (日本生態学会第57大会と同時開催)
アクセス
【主催】 国際環境NGO FoE Japan
地球環境パートナーシッププラザ(GEIC)
生物多様性条約市民ネットワーク
地球・人間環境フォーラム
【後援】 日本生態学会
【費用】 無料 (本シンポジウムのみに参加される方は日本生態学会大会の参加登録は必要ありません)
・チラシ(PDF,330KB)