オンライン学習会「断層斜面上の開発とアセスメント」
NPO地域づくり工房
各地の山々の稜線部で大規模風力発電施設の建設が進めらています。その中には斜面断
層上を開発するものも多く、開発により災害のリスクが高まることをはじめ、水利や生
態系、景観などへの影響を心配する声が地元住民などが出されているケースも少なくあ
りません。
そこで、わが国では数少ない斜面地震学の専門家である土井一生さん(京都大学助教)
を講師に研究成果を教えていただき、稜線における地震動予測を踏まえたアセスメント
のあり方を一緒に考えてみましょう。
土井先生からは以下の話題をわかりやすくお話いただきます。
・地すべりの安定性評価手法および末端部の侵食に伴う安定性の変化の観測事例
・京丹後地域における主要活断層帯の長期評価
・山地における地震動の特徴と観測結果の紹介
・造成地(谷埋め盛土)における観測結果の紹介と地震時の挙動など
現行の環境アセスメントでは災害リスクの評価を避けるケースが多いのですが、地域社
会の持続可能性を考える上では避けて通れない課題です。今後のアセスメントのあり方
を考える意見交流ができれば幸いです。
- 日時:2022年4月21日(木) 午後7時~8時45分
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会場:zoomミーティング(下記アドレスより事前登録して下さい。確認メールが届きます)
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZApcOysrjgtGdOdeQLm9CRHW8RBIy68rqfu - 講師:土井一生さん(京都大学助教)
- 所属:京都大学防災研究所「斜面災害研究センター」地すべりダイナミクス研究領域
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タイムスケジュール:
- 19:00~ 開会・趣旨説明
- 19:05~ 話題提供「稜線の地震動予測と周辺への影響」(土井一生さん)
- 20:10~ 事例報告「京丹後地区における大型風力発電と災害への不安」(風の半島TANGO)
- 20:20~ 意見交流
- 20:45 閉会
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主催:NPO地域づくり工房
- 協力:風の半島TANGO
お問合わせ先
NPO地域づくり工房
http://npo.omachi.org/?p=15795