JSIAとは
会の発足にあたって
1999年(平成11年)に環境影響評価法が全面施行され、全ての都道府県・政令指定都市で環境アセスメントに関する条例が制定されています。 また、環境アセスメントの概念は大きく広がりつつあり、国際的な意見交換も活発に行われています。こうした状況の中、様々な分野の専門家や環境アセスメントの実務者、 さらに市民やNGOも含めた多様な人々が、環境アセスメントという一つのテ-マの下に交流を深め、 互いに切磋琢磨し、環境アセスメントの学術・技術等の水準を向上させることが求められています。 以上のような時代の要請に応え、持続可能な社会の構築に寄与するため、環境アセスメント学会の設立を期するものです。
JSIAのカバーするエリアと目指していく5つの方向
本学会は、環境アセスメントに関連する様々な問題を扱う学会です。環境アセスメントには、大気や水・動植物・社会の調査・予測だけでなく、法制度や計画立案の方法、環境アセスメントのシステム、運用の方法など、様々な側面があり、全ての側面は持続可能な開発の実現を目指しています。これらを図にイメージすると以下のようなものになります。このように多岐にわたる問題を扱うため、会員も学識経験者だけでなく、行政関係者、ODA関係者、NGO、民間事業計画者、民間コンサルタント会社など、幅広い分野にわたっています。
図中略語解説
EIA (Environmental Impact Assessment: 環境影響評価)
EMS (Environmental Management System: 環境管理システム)
SEA (Strategic Environmental Assessment: 戦略的環境アセスメント)
SA (Sustainability Assessment: 持続可能性アセスメント)
SIA (Social Impact Assessment: 社会影響アセスメント)
HIA (Health Impact Assessment: 健康影響アセスメント)
RA (Risk Assessment: リスクアセスメント)
HEP (Habitat Evaluation Procedure: ハビタット評価手続き)